I 比較・代替
監視ソフトとMDMの違い|役割の分担
端末管理(MDM)と監視ソフトは、どちらも「会社の端末を管理する」仕組みです。守る範囲が重なるため、導入前に違いを整理しておく必要があります。
MDMが担うこと
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| 端末の構成管理 | 設定の配布、ポリシーの適用 |
| 紛失対策 | 遠隔ロック、データ消去 |
| アプリ配布 | 業務アプリの一括導入 |
| 資産管理 | 端末の棚卸し、状態の把握 |
MDMは、端末を「あるべき状態に保つ」ための仕組みです。
監視ソフトが担うこと
監視ソフトは、利用者の操作を記録します。画面、ファイル操作、印刷、外部媒体、アプリとサイトの利用。誰が何をしたかを残すことで、説明と調査を可能にします。MDMが「状態を管理する」のに対し、監視は「行為を記録する」役割です。
重なる機能の扱い
外部媒体の制限、アプリの配布、遠隔操作は、両方で実装できます。重複させると、設定が競合します。社内の標準を決め、どちらで制御するかを明示します。端末の管理はMDM、人の行為の記録は監視、という分担が分かりやすいです。
制御の設計はアプリ サイト ブロックをご覧ください。
どちらから導入するか
端末の台数が多く、設定のばらつきが課題ならMDMから。情報漏洩の経路が不明で、まず実態を知りたいなら監視から。課題によって順序は変わります。両方を同時に導入すると、設定の整理が追いつかず、現場が混乱します。
よくある質問
Q. MDMがあれば監視は不要ですか。
A. 不要にはなりません。MDMは端末の状態を管理しますが、利用者が何をしたかは記録しません。
Q. 小規模ならどちらを優先しますか。
A. 端末の台数が少なく、持ち出しの対策が目的なら、監視を優先する選択肢があります。台数の把握や紛失対策が課題ならMDMです。
確認チェックリスト
- 端末の構成管理を、どちらで行うか決めている
- アプリの配布経路を、一本化している
- 遠隔操作の機能が、二重になっていないか確認している
- 紛失時の遠隔ロックを、どちらで行うか決めている
- 資産台帳を、どちらの情報で更新するか決めている
- 導入の順序を、課題の大きさで決めている
まとめ
MDMは端末の状態を、監視ソフトは利用者の行為を扱います。重なる機能はどちらで制御するかを決め、課題に応じて導入の順序を選んでください。両方を導入する場合は、設定の管理場所を1か所にまとめると、変更の漏れを防げます。台帳の更新は、両製品の情報を突き合わせて行います。更新の担当と頻度を決めてください。
iMonitor でできること
本記事の内容を踏まえて、機能と導入条件を確認したい方は次のページをご覧ください。