C 情報漏洩対策
ファイルコピーの検知|場所・量・行き先で絞る
ファイルのコピーは、業務の基本操作です。だからこそ、どこからが持ち出しなのかを線引きするのが難しくなります。検知の考え方を整理します。
「コピー」には種類がある
| 種類 | 例 | 検知のしやすさ |
|---|---|---|
| 同一端末内のコピー | デスクトップから私的なフォルダへ移動 | しにくい |
| 外部媒体へのコピー | USBメモリ、外付けHDD | しやすい |
| ネットワーク経由 | 共有フォルダ、クラウド | 一部できる |
| 画面経由 | コピー&ペースト、スクリーンショット | しにくい |
端末の外に出る操作(外部媒体、ネットワーク)は記録しやすく、端末内で完結する操作は残りにくいという傾向があります。
検知の考え方
すべてのコピーを記録すると、記録が膨大になり、確認が追いつきません。次の3つの条件で絞ると、実用的になります。
- 場所:機密区分の高いフォルダからのコピー
- 量:一定のファイル数・容量を超えるコピー
- 行き先:外部媒体、私的なクラウド、私用アドレス
3つを組み合わせると、「機密フォルダから、大量に、外部媒体へ」という操作だけを拾えます。
閾値の決め方
閾値は、業務の実態から決めます。1日に扱うファイル数が数十件の部署と、数千件の部署では、適切な値が違います。最初は緩めに設定し、通知の量を見ながら調整します。
通知が多すぎると、確認されなくなります。逆に少なすぎると、見逃しが増えます。月1回、通知の件数と内容を見直す運用にしてください。運用の設計は監視 ログ 保存期間も参考になります。
記録と制限の組み合わせ
検知した後の対応も決めておきます。通知が来たら誰が確認するのか、確認の結果をどこに記録するのか、本人に確認するのか。この流れがないと、通知は無視されます。
制限と組み合わせる場合は、業務に必要な操作を残します。機密フォルダからの外部媒体への書き込みだけを禁止する、といった設計です。全社一律の禁止は、現場の負担が大きくなります。
よくある質問
Q. コピーした内容まで分かりますか。
A. ファイル名と操作の記録が中心です。ファイルの中身や、コピー後の使われ方までは分かりません。目的外利用の判断は、別の証拠と組み合わせて行います。
Q. 私的なフォルダへの移動は記録すべきですか。
A. 端末内の移動は、業務の整理と区別がつきません。記録の対象を外部への持ち出しに絞り、端末内は権限と教育で対応するほうが現実的です。
まとめ
ファイルコピーの検知は、場所・量・行き先の3条件で絞り、閾値を運用で調整し、通知後の対応を決めておくことで機能します。すべてを記録するのではなく、見るべき操作を選んでください。検知の条件は、部署ごとに変えられる場合もあります。一律の設定で窮屈になったら、見直しを検討してください。
iMonitor でできること
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