C 情報漏洩対策
情報漏洩の経路を6つに分ける|記録で押さえられる範囲
情報漏洩は「起きる場所」が決まっています。経路を分けて考えれば、どこを記録で押さえ、どこを運用で防ぐかが見えてきます。6つの経路に分けて整理します。
6つの経路
| 経路 | 典型例 | 記録で押さえられるか |
|---|---|---|
| 外部媒体 | USBメモリ、外付けHDDへのコピー | 押さえやすい |
| メール | 誤送信、私用アドレスへの転送 | 一部押さえられる |
| クラウド | 私的なストレージへのアップロード | 端末側なら押さえられる |
| 印刷 | 紙の持ち出し、コピー | 印刷操作は押さえられる |
| 画面撮影 | スマートフォンでの撮影 | 押さえにくい |
| 退職前後 | 退職直前の一括コピー | 押さえやすい |
記録で押さえやすい経路と、そうでない経路があります。押さえにくい経路は、運用と教育で補うことになります。
押さえやすい3つから始める
外部媒体、印刷、退職前後は、端末側の操作として記録が残ります。まずこの3つを対象にすると、導入初期でも効果が見えます。USBの書き込み、印刷の実行、大量のコピー操作を記録し、一定の条件で通知する形です。
具体的な設定はUSB 持ち出し 対策と監視 ログ 保存期間で説明しています。
押さえにくい経路への備え
画面の撮影は、端末側では検知できません。対策は、撮影しにくい環境を作ることと、撮影しても意味がない状態にすることです。機密性の高い画面は、必要最小限の者だけが開けるようにし、画面に透かし(誰の画面かが分かる表示)を入れる方法があります。
私的なクラウドへのアップロードは、端末側のブラウザ操作として記録できる場合があります。ただし、暗号化された通信の内容までは分かりません。記録できる範囲を過信しないことが重要です。
記録と運用の組み合わせ
記録は「起きたこと」を示しますが、「起きないようにする」力はありません。アクセス権限の見直し、退職者のアカウント停止、持ち出し手順のルール化といった運用と組み合わせて初めて機能します。経路ごとに、記録・制限・教育のどれで対応するかを決めてください。
全体の設計は情報漏洩対策 の経路別整理にまとめています。
よくある質問
Q. 記録が取れない経路は放置してよいですか。
A. 放置はおすすめしません。記録で押さえられない経路は、アクセス権限の見直し、持ち出し手順のルール化、教育の3つで補います。記録・制限・教育のどれで対応するかを、経路ごとに決めてください。
Q. 最初から6経路すべてを対象にすべきですか。
A. いいえ。まず外部媒体、印刷、退職前後の3つから始めると、設定も確認も現実的な範囲に収まります。慣れてから対象を広げるほうが、運用が定着します。
まとめ
漏洩は6つの経路に分かれ、それぞれ押さえやすさが違います。押さえやすい経路から記録を始め、押さえにくい経路は運用で補う。この順番で進めると、無理なく対策を広げられます。
iMonitor でできること
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