F 機能・技術
ステルスモードの是非|使う条件と避けたい使い方
利用者に気づかれないように動作する「ステルスモード」は、監視ソフトの機能として語られます。何のために存在し、使うべきなのか。慎重に考える必要があります。
機能の目的
本来の目的は、記録の妨害を防ぐことです。利用者が監視ソフトを停止したり、記録を削除したりできないようにする機能とセットで提供されます。内部不正の調査では、事前に知られると証拠が残らないため、秘匿性が求められる場面があります。
使う場合の条件
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 就業規則の根拠 | 監視を行うことを規則に定めている |
| 目的の特定 | 不正調査など、限定的な目的がある |
| 期間の限定 | 常時ではなく、調査期間に限る |
| 事後の説明 | 調査終了後に、実施した事実を説明する |
4つが揃わないまま使うと、信頼関係の破壊や、違法な監視としての評価につながります。
通知との関係
「監視を行っている」と通知したうえで、ソフトの存在を隠す、という組み合わせは可能です。通知で監視の事実を伝え、機能の詳細までは伝えない、という整理です。完全に秘密にして監視する運用は、後から発覚したときの反発が大きくなります。
通知の作り方は監視 通知文 の書き方をご覧ください。
避けたい使い方
全社員に対して、目的も期間も決めずに常時ステルスで記録する。これは、必要性の説明が難しく、現場の不信を招きます。私的な領域の記録が目的化している場合は、なおさら問題です。機能があるから使う、という発想を避けてください。
関連して同意なし 監視もご覧ください。
よくある質問
Q. ステルスモードは違法ですか。
A. 機能自体が違法なわけではありません。使い方によって評価が変わります。目的の正当性、範囲の相当性、説明の有無が問われます。
Q. 従業員に知られると、機能の意味がなくなりますか。
A. 記録の妨害を防ぐ機能は、知られていても一定の効果があります。秘匿性より、説明による納得を優先する運用のほうが、長期的には安定します。
まとめ
ステルスモードは、記録の妨害を防ぐための機能です。使う場合は、規則の根拠・目的・期間・事後の説明の4つを揃え、常時運用は避けてください。機能の提供状況は製品によって異なります。導入を検討する際は、通知の仕組みや記録の停止防止など、関連する機能をあわせて確認してください。
iMonitor でできること
本記事の内容を踏まえて、機能と導入条件を確認したい方は次のページをご覧ください。