B 法令・コンプライアンス
監視の通知文の書き方|そのまま使える7つの要素
監視を導入するとき、現場に配る1枚の文書が運用の成否を分けます。長い規程より、何を記録するのかが分かる短い通知のほうが読まれます。通知文に入れる要素と、作り方の順番を整理します。
通知文に入れる7つの要素
| 要素 | 書くこと |
|---|---|
| 1. 目的 | 何のために記録するのか(例:情報の持ち出しの防止、業務状況の把握) |
| 2. 対象 | 誰の、どの端末を対象にするのか |
| 3. 記録する項目 | 画面、アプリの利用、ファイル操作、キー入力など、項目を列挙 |
| 4. 記録しない項目 | 私物端末、休憩時間、私的な通信など、対象外を明記 |
| 5. 保存期間と保管場所 | 何か月保存するか、社内サーバーかクラウドか |
| 6. 閲覧できる人 | 管理者、部門管理者など、誰が見られるか |
| 7. 問い合わせ先 | 質問・相談の窓口(部署名と連絡先) |
7つそろっていれば、従業員は「何をされるのか」を理解できます。逆に、項目と保存期間が書かれていない通知は、後から質問が集中します。
書き方の順番
最初に目的を1文で書きます。次に対象と項目を箇条書きにします。文章で長く説明するより、箇条書きのほうが読まれます。最後に、質問の窓口を明記します。窓口がない通知は、不安を解消できません。
文面の骨子
- 見出し:「業務用端末の利用状況の記録について(お知らせ)」
- 目的:情報の持ち出し防止と業務状況の把握のため
- 対象:会社が貸与した業務用PC(私物端末は対象外)
- 記録する内容:業務アプリの利用状況、画面の定期記録、外部媒体への書き込み
- 記録しない内容:私的なメール・SNSの内容、休憩時間の操作
- 保存期間:取得から〇か月、社内サーバーに保存
- 閲覧者:情報システム部の管理者、および各部門の管理職
- 問い合わせ:情報システム部(内線・メールアドレス)
この骨子に自社の事情を足せば、そのまま配布できます。法令上の位置づけは個人情報保護法 従業員 監視 の5点を確認してください(本記事は法的助言ではありません)。
伝える手段は1つにしない
文書を配るだけでは読まれません。説明会で10分話す、社内ポータルに掲載する、入社時の説明に含める。複数の経路を組み合わせると、後から「知らなかった」と言われにくくなります。管理職向けには、質問されたときの回答例も用意しておくと現場が困りません。
よくある失敗
- 「セキュリティ対策のため」とだけ書き、記録項目を書いていない
- 規程にだけ記載し、現場に配布していない
- 保存期間が書かれておらず、いつまで残るか分からない
- 問い合わせ先がなく、不安が現場に溜まる
どれも、1枚の文書で解消できます。既存の文書がこの形になっていない場合は、追補として配り直すだけでも効果があります。
まとめ
通知文は、目的・対象・記録する項目・記録しない項目・保存期間・閲覧者・窓口の7つで作ります。箇条書きで短く、複数の経路で伝えることが定着の近道です。社内説明の進め方は従業員 同意 の取り方をご覧ください。
iMonitor でできること
本記事の内容を踏まえて、機能と導入条件を確認したい方は次のページをご覧ください。