B 法令・コンプライアンス
委託先・クラウド事業者の管理|確認する5項目
監視の記録を外部に預ける場合、委託先の管理は自社の責任になります。どこにデータがあり、誰が触れるのかを把握できているかが問われます。確認すべき点を整理します。
委託か共同利用か
外部のサービスを使う形態は、大きく2つに分かれます。自社の指示でデータを預ける「委託」と、目的を共有して一緒に使う「共同利用」です。実務では委託が一般的ですが、契約書の書き方でどちらにもなり得ます。どちらに当たるかを決めないまま契約すると、後から責任の所在が曖昧になります。
確認する5項目
| 項目 | 確認すること |
|---|---|
| 保存場所 | データセンターの国・地域。バックアップの場所も含む |
| アクセス権 | 委託先の担当者がデータを見られるか、範囲はどこまでか |
| 再委託 | さらに下請けがあるか、ある場合の管理方法 |
| 安全管理措置 | 暗号化、アクセス制御、ログの取得 |
| 終了時の扱い | 契約終了後のデータ削除と証明の方法 |
5項目のうち、見落としやすいのが再委託と終了時の扱いです。どちらも、問題が起きてからでは対処が難しくなります。
契約に書くこと
委託契約には、目的、対象データ、安全管理措置、再委託の制限、事故時の報告義務、契約終了時の削除を書きます。特に事故時の報告は、初動の速さを左右します。報告の期限と連絡先を具体的に定めてください。
越境移転がある場合は、外国にある第三者への提供に該当するかも確認します。整理はプライバシーポリシーの該当箇所をご覧ください。
オンプレミスとの比較
監視の記録を社内サーバーに置くオンプレミス型は、委託先の管理負担が小さい構成です。データが社外に出ないため、委託先の確認項目の多くが不要になります。一方、自社でサーバーを運用する責任が生じます。どちらが向くかは、社内の運用体制で決まります。
クラウド型を選ぶ場合でも、確認項目を整理しておけば、リスクは管理できます。関連して会社 PC 監視 どこまでもご覧ください。
よくある質問
Q. 昔に結んだ契約書のままです。
A. すべてを作り直す必要はありません。保存場所、再委託の有無、契約終了時の削除の3点だけを追補で確認してください。この3点が押さえられていれば、実務上のリスクは大きく下がります。
Q. 委託先が海外にある場合は。
A. 外国にある第三者への提供に該当するかを確認します。該当する場合は、外国の名称、その国の制度、委託先が講じる保護措置を情報提供したうえで同意を得る手続きが必要になります。
まとめ
委託先の管理は、保存場所・アクセス権・再委託・安全管理措置・終了時の扱いの5項目を確認し、契約に書き込むことで成立します。年1回は見直しの機会を作ってください。本記事は一般的な整理であり、法的助言ではありません。
iMonitor でできること
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