J セキュリティ基礎
パスワード管理の弱点と監視の使い方
パスワードの管理は、最も基本的な対策でありながら、最も漏れやすい領域です。監視の仕組みと組み合わせて、どこを押さえるかを整理します。
よくある弱点
| 弱点 | 発生しやすい場面 |
|---|---|
| 使い回し | 複数システムのアカウント管理 |
| 付箋へのメモ | 共有端末、よく使うシステム |
| 共有アカウント | シフト制の職場、小規模組織 |
| 退職者のアカウント残存 | 手続きの漏れ |
いずれも、技術的な対策と運用の両方で対処できます。
監視で押さえられること
パスワード入力の記録は、取り扱いに注意が必要です。平文で残る設定は避け、除外の仕組みがある場合は必ず有効にします。監視で押さえるべきは、入力内容ではなく、共有アカウントの利用や、退職者のアカウントの利用といった事実です。
キーログの扱いはキーロガー 仕組みをご覧ください。
仕組みで解決する部分
パスワード管理ツールの導入、多要素認証、シングルサインオン。これらは、利用者の負担を増やさずに弱点を減らせます。監視で入力を見るより、仕組みで使い回しを減らすほうが効果的です。
退職・異動の手続き
退職者のアカウントが残ると、誰が使ったか分からない状態が生まれます。退職手続きに、アカウント停止と権限の削除を組み込みます。異動の際も、旧部署の権限を外します。手続きの漏れは、記録の確認で見つかります。
関連して退職前 持ち出しもご覧ください。
よくある質問
Q. パスワードの入力を記録してもよいですか。
A. 平文で残る状態は避けてください。除外の設定がない場合は、記録の対象外とするか、閲覧を厳しく制限します。
Q. 共有アカウントは禁止すべきですか。
A. 業務上必要な場合もあります。その場合は、利用者を別の方法で記録し、誰が使ったかを追える状態にします。
確認チェックリスト
- パスワード管理ツールの導入を、検討している
- 多要素認証を、重要なシステムから適用している
- 共有アカウントの利用を、把握している
- 退職・異動時のアカウント停止を、手続きに入れている
- 入力記録の対象から、パスワードを除外している
- 付箋やメモの運用を、現場と確認している
まとめ
パスワードの弱点は、使い回し・メモ・共有・残存の4つです。仕組みでの対策を優先し、監視では入力内容ではなく、アカウントの利用の事実を押さえてください。
iMonitor でできること
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