A 導入検討・選定
監視ソフトの効果はどう測る?導入前後で比べる4つの指標
監視ソフトを入れて「なんとなく良くなった」で終わると、次の予算が取れません。効果は、導入前から決めた指標で測ります。この記事では、導入前後で比べる4つの指標と、測定でつまずきやすい点を整理します。
導入前に決める4つの指標
| 指標 | 測り方 | 何が分かるか |
|---|---|---|
| 業務時間 | 就業時間内のアプリ利用時間、アイドル時間 | 私用や滞留の削減 |
| アラート件数 | 管理画面の通知数(週単位) | ルールが機能しているか |
| 事故件数 | 誤送信、情報持ち出し、端末紛失の件数 | リスクの実績値 |
| 問い合わせ件数 | 情報システムへの相談件数、対応時間 | 業務負荷の変化 |
4つに絞るのは、増やしすぎると測るほうが負担になるからです。導入前に「今の値」を1か月分記録しておかないと、後から比較できません。ここが最もよく抜ける工程です。
測り方の注意点
1つ目は、期間をそろえることです。繁忙期と閑散期では数字が動くため、同じ月・同じ週数で比べます。2つ目は、対象をそろえることです。試験導入した部署と全社では条件が違うので、同じ範囲で前後を比べます。
3つ目は、数字の意味を取り違えないことです。アラート件数が減ったのは、私用が減ったからとは限りません。条件を絞った結果のこともあります。アラートの設定変更は記録に残し、変更前後を分けて集計してください。設定項目は監視ソフト デモ で見るべき画面で確認できます。
何もしない場合と比べる
導入前の値がない場合は、比較対象を作ります。同じ業務の別部署、あるいは試験導入したグループと未導入グループを並べる方法です。完全な比較は難しくても、「導入した側だけがどう変わったか」は説明できます。
情報漏洩の事故は件数が少なく、1年では差が出ないことがあります。その場合は、ヒヤリハット(危ないと感じた出来事)の報告件数を代理指標にすると動きが見えます。考え方は情報漏洩対策 の経路別整理が参考になります。
3か月・6か月での見方
- 1か月目:記録が取れているか、アラートが多すぎないかを見る(効果は見ない)
- 3か月目:アラート件数と対応時間が落ち着いたかを見る
- 6か月目:事故件数と業務時間で、導入前との差を見る
1か月目に効果を求めると、運用が固まる前に判断してしまい、失敗します。最初の1か月は「動いているか」の確認に使ってください。
まとめ
効果測定は、導入前に指標と基準値を決めることから始まります。業務時間・アラート件数・事故件数・問い合わせ件数の4つを、同じ期間・同じ範囲で比べれば、稟議の説明にも次の予算にも使えます。導入の進め方は監視ソフト 導入 スケジュールをご覧ください。
iMonitor でできること
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