C 情報漏洩対策
クラウドへのアップロード対策|記録できる範囲と制限
クラウドストレージは、業務でも私用でも同じように使えます。その手軽さが、持ち出しの抜け道になります。端末側で何が見えて、何が見えないのかを整理します。
クラウド経由の持ち出しが厄介な理由
- ブラウザさえあれば、ソフトのインストールなしで使える
- 私用のアカウントでも、業務ファイルを扱えてしまう
- 通信が暗号化されるため、中身までは分かりにくい
USBメモリは端末に挿す必要がありますが、クラウドは画面上の操作だけで完結します。物理的な痕跡が残らない点が、対策を難しくしています。
端末側で押さえられること
| 押さえられること | 内容 |
|---|---|
| サイトの閲覧記録 | どのクラウドサービスにアクセスしたか |
| アップロード操作 | ファイル選択の操作、送信の実行 |
| 画面の記録 | アップロード画面のスナップショット |
| 接続の制限 | 特定のサービスへのアクセスを禁止する |
記録できるのは「アクセスした」「送信操作をした」という事実です。何を送ったかの内容までは、暗号化のため確認できないことが多いと考えてください。
制限の設計
業務で使うクラウドをすべて禁止すると、現場は私用のサービスに流れます。会社が指定したサービスは許可し、それ以外は制限する形が現実的です。許可制にすると、利用状況を把握できます。
私用アカウントの利用は、禁止するだけでは防げません。業務データを私用アカウントへ移す操作は、記録と教育の両方で抑えます。持ち出しの全経路は情報漏洩 経路 の6分類をご覧ください。
記録をどう使うか
記録は、事故が起きたときの確認に使います。いつ、どのサービスへ、どのくらいの量を送ったかが分かれば、影響範囲を絞れます。あわせて、日常的な利用状況を見て、業務に必要なサービスを増やす判断にも使えます。
記録を監視の名目で見続けると、現場の反発を招きます。確認する目的と頻度を決め、監視 通知文 の書き方で事前に伝えてください。
よくある質問
Q. スマートフォンからのアップロードは止められますか。
A. 端末側の監視は、PCに導入したソフトが対象です。私物のスマートフォンは対象外になるため、業務データを私物端末に置かないルールと、共有設定の見直しで対応します。
Q. 許可したサービスからの漏洩は防げますか。
A. 完全には防げません。共有リンクの設定ミスなど、サービス側の機能に起因する事故は残ります。共有範囲の定期点検を運用に組み込んでください。
まとめ
クラウド経由の持ち出しは、閲覧と操作の記録、許可制による制限、共有設定の点検の3つで抑えます。記録できる範囲を過信せず、運用と教育で補うことが前提です。
iMonitor でできること
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